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こんにちは、みいまま(@mi_mama.works)です。

ふりまるちゃん
開業してフリーランスになる前に
知っておいた方がいいことある?
夫の転勤で退職+長女を機に、在宅ワークを始めました。
出産してすぐの頃はただ漠然と
「3歳になるまでは自宅保育したい!」と思っていた私。
だけど子どもの動き回る範囲が広がっていくにつれて、自宅保育しながらの仕事に限界を感じていました。
そんなとき、在宅ワークでも開業すれば保育園に預けられる可能性があるのを知り、
子どもが2歳になる年に開業届を出し、現在は保育園に通っています。

開業すると扶養から外れるんじゃないか、
税金が増えるんじゃないか、など最初は何もわからず不安でした。
そこで今回は、夫の扶養に入っている主婦が
開業してフリーランスになる前に知っておきたいことをまとめました。
これから開業を考えてる人は、開業届を出す前にチェックしてみてくださいね!
見たいところをクリックすると飛べます👇
開業に必要な手続き(開業届・青色申告承認申請書)


フリーランスになるには
何か書類とか出さないといけないの?

開業するときは、
税務署に「開業届」を提出します!
開業届の提出方法
開業届とは、国に「これから事業を始めます!」と宣言する書類のことで、
自分が事業をする場所(基本は住んでるところ)を管轄する税務署に提出します。
開業届の提出方法は全部で3つ。

小さい子どもがいるなら、
「オンライン申請」がおすすめ!
マイナンバーカードがあれば、e-taxでオンライン提出できるので、
家事育児に忙しいママでもおうちにいながら作成して提出することができます。
私も長女がまだ小さく、電車に乗って税務署に持っていくのが大変だったので
オンラインで提出しました!
ちなみに、収入がまだ少ない…って人も、フリーランスとして収入があるなら早めに出すのをお勧めします。
オンライン提出のやり方はこの記事で紹介してます👇
青色申告を受けるなら「青色申告承認申請書」も忘れずに

開業すると控除が受けられる
って聞いたけど、ほんと?
「青色申告」で所得税の確定申告をすると、最大65万円の控除を受けることができます。

売上-経費-控除=残った所得(課税所得)
↑これに税率がかけられて所得税が計算されるよ。
受けられる控除が増えると課税所得が少なくなるので、
その分所得税を安く抑えることができるんです。
ただし、青色申告は「青色申告承認申請書」を提出しておかないとできません。

2か月過ぎたらどうなるの?

その年の確定申告では青色申告はできず、
青色申告控除が使えるのは 翌年から になります。
提出期限を過ぎてしまうと、その年の確定申告は「青色申告」はできず、
「青色申告控除」も受けられません。もったいない…!!
青色申告控除は、条件を満たせば最大65万円も受けられるので税金を抑えるチャンス。
(条件:複式簿記で記帳していること、e-taxで確定申告していること、など)
開業届を出すときに、忘れずに「青色申告承認申請書」も提出しましょう!
(私が使ったfreee開業では、開業届を作ると「青色申告承認申請書」も同時に作成できました✌)

確定申告のボーダーライン


開業届出したら、確定申告しないといけないの?
私も在宅ワーク始めたころは収入少なくて確定申告していなかったので、
こういう疑問持ちました。
でも実は、「開業届を出す=確定申告が必要」ではないんです。
確定申告が必要になる条件はこちら👇
(R7年度より所得金額に応じて基礎控除額が変わります)
参考:令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について|国税庁
このように、開業する・しないに限らず、
上の条件を超える人は全員、確定申告が必要になるのです。

確定申告が必要になるボーダーラインを
開業前にしっかりと理解しておくことが大切。
フリーランスになるとかかる税金


フリーランスになると税金増えるの?
これも気になるところですよね。
フリーランスになると払うようになる税金は4つ。

ここでポイントなのは、
開業届を出しただけでは税金は増えない
ということ。
4つの税金にはそれぞれボーダーラインがあります。
収入が少ないのに開業届を出したら税金に追われる…
なんてことはないので、不安になりすぎなくて大丈夫。
4つの税金のボーダーラインは次の通りです。
参考:令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について|国税庁
「住民税」は自治体によって基準が異なりますが、
上の条件に収まる所得(消費税の場合は売上)の場合には税金はゼロになります。

ここでポイントなのは、
「売上」ではなく、経費を差し引いた後の「所得」が基準であること!
つまり、売上が想像より多くなったとしても、その分経費が多ければ
課税所得が上のボーダーラインより低く収まる可能性もあるということです。
また、「青色申告」をする場合は最大65万円の「青色申告控除」も使えるため、
さらに課税所得を抑えることができます。
開業を考えてるならやっぱり「青色申告」は必須です☺

税金のボーダーラインやどのくらいかかるのかを知っておくことで
対策を考えることができます!
不安になりすぎて立ち止まるより、やりながら学んでいきましょう!
扶養の条件


まだ収入少ないから、扶養から外れたくないな…
私は2年前、夫の扶養に入ったまま開業届を出し、
今も扶養内で在宅ワークをしています。

扶養内でフリーランスになるためには、
「扶養の種類」と「扶養の条件」をきちんと理解しておきましょう!
「税法上の扶養」から外れた場合、影響が出るのは「自分」と「扶養者(夫)」です。
①自分が税金を払う必要が出てくる
(所得税や住民税は、収入から経費や色んな控除を差し引いた「所得」に対してかかるので、
実際は事業所得が少なければ、税金がゼロだったり、かかっても負担が少なく済む可能性もあります)
②扶養者(夫)の税金が増える
扶養から外れると、「配偶者控除」が使えなくなるため
扶養してくれてる人(うちの場合だと夫)の税金が高くなる可能性があります。
配偶者控除の条件「所得48万円」を超えたとしても、
所得132万円以下であれば「配偶者特別控除」を受けられる可能性があるので、
いきなり税金がばーんっと増えるというわけではないですが、
扶養してくれてる人にも影響があることを知っておきましょう。

社会保険上の扶養条件は、
夫の健康保険組合によるので確認必須!!
私はHPで調べて直接問い合わせましたが、
夫を通じて会社の担当へ確認でもOK◎
健康保険組合によっては、開業届を出しただけでも扶養から外れる可能性があります。
「知らなかった…!」ではもったいないので、
開業を考えてる人は必ず、開業届を出す前に確認しましょう!
保育園申し込み書類の確認


仕事に集中するために子どもを保育園に預けたいの

申込み書類に何が必要か、
事前に確認しておきましょう!
保育園を考えてる人は、少し余裕がある今のうちに
必要書類は何か事前に確認して準備できるようにしておきましょう。
「開業して個人事業主になれば保育園に預けられる」とよく聞きますが、
実際は、開業届だけじゃ申込書類として不十分なことがほとんど。
私の場合は、開業届のほかに、
収入が証明できるもの(確定申告の控え)もしくは仕事をしている証明ができるもの(契約書)などが必要でした。
開業届をだした前年は、収入が少なく確定申告してなかったので控えはなし。
そのため、業務委託契約書のコピーと、自分で記録していた稼働時間表を添付して提出しました。

ちなみに稼働時間表には、
余白に「自宅保育中のため稼働が月60h程度であること」
「入園できたら稼働120hに増やすことが可能なこと」を
念のため記入してから出しました😂
(ネットで見かけた在宅ワーカーさんが申立書にそのように書いて出したと見たので真似てみた)
(自宅保育の厳しさをより伝わりやすくするためですが効果があったかは不明です😂)
稼働時間表については、事前に区役所の担当さんに必要書類を聞いた上で、
「あってもなくても大丈夫です」と言われたので提出しました。
双子の入園申込のときは添付しなかったけど無事入園できたので、
必ずしも必要ではないと思いますが、
気になる人は区役所や希望の園に聞いてみると良いと思います。
また、開業届をオンラインで提出する場合は控えが手元に残らないので、
申込書類で提出する際は「開業届のPDF(送信データ)」と「受信通知の画面(印刷)」が必要です。


控えについての詳細は、こちらの記事の「【STEP3.】控えを取得しよう」にまとめてます👇
開業前のレシートを取っておく


他に開業前にやってた方がいいことある?

開業のために使ったセミナー代や書籍代、
レシートをきちんと管理しておくと
「開業費」として経費計上できます!
見落としがちですが、
実は、開業前に使ったお金は「開業費」として経費計上できます。(何年前でも遡ってOK!)

10万円以上のパソコンなどの備品は「固定資産」扱いになります。
固定資産は、購入した年に全額を経費にするのではなく、
その資産が使える期間(法定耐用年数)にわたって、少しずつ経費にしていくというルール(=減価償却)があり、開業費には含まれないので要注意!
例)20万円のパソコン → 4年間で減価償却する場合、1年あたり5万円ずつ経費に計上
開業費として計上するためには、
きちんと領収書やレシートを保管&仕訳の記帳をすることが重要です。
仕訳の例)(借方)開業費 100,000 (貸方)事業主貸 100,000 …○○セミナー代
開業費は、将来利益が出たときの大きな節税の武器になります!
開業届を出す前に、今のうちからレシートを整理して準備しておきましょう。
まとめ

いかがでしたか?
開業するぞ!と決めたらすぐにでも開業届を出したくなりますが、
とくに「扶養内で開業したい」と考えてる人は
焦らずに次の4つをよく確認しておきましょう!
ちなみに私が開業届を出すのに使ったのは、【freee開業】です。
【freee開業】のおかげであっさり提出できてしまったので、
“え?これで本当に開業なの?”
と拍子抜けしてしまいました^^;
開業届の出し方が不安な人は、画像付きでまとめてるので、
これを見ながら一緒に出してみてください👇
最初は小さな一歩からで大丈夫。
まずは無理のない範囲でスタートしてみて、少しずつ事業を大きくしていく中で、
税金や扶養のボーダーラインを意識していくのがおすすめです。

私も扶養内フリーランス。
自分のキャパを大事にしながら、家庭と両立できる働き方を模索してます☺
将来は扶養から抜けて
夫と肩を並べて家計を支える柱になるのが目標です!
この記事が、これから開業届を出すあなたのお役に立てれば嬉しいです♡
一緒に頑張りましょうー!!